見えない恐怖!
一酸化炭素中毒にご注意!
寒冷時の車中泊では、窓を閉め切った状況で就寝する場合が多いので、一酸化炭素中毒の危険性を意識しておく必要があります。
最近の住宅では、24時間換気になっていますし、石油ファンヒーターや瞬間湯沸かし器には、不完全燃焼防止装置が必ず付いていることから普段の生活では、一酸化炭素の危険性を知らなくても守ってもらえています。
が、しかし!
災害時やキャンプや車中泊の際などでは、一酸化炭素の危険性を意識しておかねばなりません。
東京都の [くらしに関わる情報サイト] では、発電機や木炭等による一酸化炭素中毒の危険性が提言されています。
【くらしに関わる情報サイト】
発電機を密閉空間で使用すると、木炭や練炭よりもはるかに危険であることが分かります。
実証試験では、6畳間で、十分な換気をしないまま発電機を回していて、10分程度で、極めて危険な状況になっています。
車中泊における一酸化炭素中毒の危険性では「車内で火気を使う場合の換気」や「自車や他車からの排気ガス」に注意することは 広く知られている事柄かと思いますが、発電機の排ガスの毒性の高さが これほどまでとは・・・
発電機は一酸化炭素以外にも 有毒ガスを出すので、実証試験のグラフから読みとれる以上の危険性をはらんでいるかと思います。
20年ほど前にはキャンピングカーで、ひと夏に2組のご夫婦(4人の方)が発電機の稼働が原因とされる一酸化炭素中毒事故で亡くなられました。
1組は 某架装メーカー製で、もう1組は自作のキャンピングカーでした。
2例とも、車室外に装備していた発電機の排気ガスが、何らかの要因で就寝中に車内に侵入してきたものと思われます。
(当時の日本RV協会では、事故の状況を警察庁などに問い合わせましたが、個人情報の取り扱いの観点などから、十分な情報を得ることができませんでした・・・)
車中泊用品を販売する弊社でも、
一酸化炭素中毒の危険性を【 ブログ記事 】でご紹介したり、
一酸化炭素警報機を【 創業20周年キャンペーンのプレゼント品 】としてご用意したりしてきました。
残念ながら、車中泊に関わっての一酸化炭素中毒事故は「毎年数件」発生しています。
また、CO中毒事故は、冬場に限ったことでも、車中泊時に限ったことではございません。
「一酸化炭素中毒」は、静かな事故とも呼ばれている、スグそばにある 隠れた危険です。
「快適さ」や「安全性」に満たされている普段の生活では見落とされがちな身近な危険性だっりします。
「ボーッ」として、チコちゃんに叱られないようにしましょう・・・
<参考サイト>
東京都の [くらしに関わる情報サイト]
【 発電機・木炭等による一酸化炭素中毒の危険性 】