吸盤が外れてしまう(付きが悪くなる)原因として以下の事例が挙げられます。
1.窓ガラスに熱線やアンテナ線などの凹凸がある
2.周囲の温度が低い
3.吸盤が変形している、もしくは吸盤の寿命
1.窓ガラスに熱線やアンテナ線などの凹凸がある
吸盤の持続性は吸着面の真空状態をいかに維持できるかがポイントです。
バックドア等、ガラス面に熱線等の凹凸があると、僅かな隙間から吸着面へ徐々に空気が侵入する為、吸盤が外れやすくなってしまいます。
弊社では凹凸の影響を最小限に抑えるため、吸盤の中心が熱線に被らない様に吸盤位置を調整していますが、凹凸具合も車両個体差があり、また車両によっては熱線の間隔が狭い為、避け切れない場合もあります。
その為、以下の対策も併せてご案内しております。
対策①:吸盤ベースシールを貼る
自動車用フィルムを丸く加工した、【 吸盤ベースシール】をサポート商品として販売しております。
フィルムがガラス面の凹凸を滑らかにしてくれますので、空気の侵入が減り吸着力が持続します。
※窓ガラスにスモークフィルムなどのガラスフィルムが施工されていれば同様の効果が見込めます。
対策②:マジックテープ(糊付き)を使用する
吸盤ベースシールよりも施工が簡単です。吸盤が外れたとしてもマジックテープが保持してくれます。
https://aizurv.hamazo.tv/e8198291.html
マジックテープは様々な活用方法があります。
弊社ブログでもご紹介しています。
対策③:吸着面に油分などを塗る
吸盤面にハンドクリームなどの油分を薄く塗ってから吸着させると、クリームが凹凸による隙間を埋めてくれますので、吸着力が維持できます。
施工が簡単ですので、おススメの方法です。
ガラスクリーナー < ハンドクリーム < ブレーキパットグリス
といった具合に油分が多いほど蒸発しににくなり、持続効果も高いです。
拭き取りやすいガラスクリーナーはシェードを着脱されるユーザー様向けで、
ブレーキパットグリスはシェードを付けっぱなしにされるユーザー様向けです。
2.周囲の温度が低い
寒い場所では吸盤が冷えて硬くなってしまい、上手に吸着させにくくなります。
その際はヒーターで車内を温かくして下さい。
20℃くらいになれば、吸着に問題無い柔らかさになります。
寒い所に行かれる前にリアガラスの一部など安全運転に支障のない範囲で予め装着して出発されるという方法もござます。
※逆に、夏場は気温の上昇により吸着力が上がる為、窓ガラスからシェードを剥がす際にリングを強く引っ張ると、吸盤が千切れてしまう場合があります。
3.吸盤が変形している、もしくは吸盤の寿命
マルチシェードを保管する際に吸盤を変形させてしまうと、上手に吸着しにくくなります。
※変形した吸盤でも、ガラスに吸着出来れば元のお椀形状に戻る場合もあります。
(変形度合いや周囲温度によります)
また、吸盤が消耗により、お椀形状から平らな形状になってしまいます。
その様な場合では吸盤を温めることで、形状が復元する場合がございますので一度お試し下さい。
・ドライヤーやヒーターで温める
・60℃位のお湯に数分間浸す(熱湯では吸盤が白濁する可能性がございます。)
上記の方法で形状が戻らない場合は、吸盤の交換をお勧め致します。
サポート商品として【 交換用吸盤】を販売しております。
ご使用環境や頻度にもよりますが、概ね2~3年で交換されるユーザー様が多いです。